過去の勉強会

2012年04月22日(日)

気軽に社会貢献できるしくみにより社会に活力を!~ソーシャルエナジーが目指すビジネスモデルとは~

vol.130

木村 知昭さん ソーシャルエナジー株式会社 代表取締役社長

■日にち
2012年04月22日(日)
■時間
14:00~17:00
■場所
ソーシャルエナジーカフェ
■ディレクター
渡辺 好雄、大畠 彩子

第130回勉強会はソーシャルエナジー株式会社代表取締役の木村さんに
プレゼンターを務めて頂き、気軽に社会貢献に参加できるしくみ作り、
社会貢献をビジネスモデルにしたソーシャルエナジーの事業について
お話して頂きました。


冒頭でソーシャルエナジーが事業をはじめるきっかけとなった
福祉施設で働く利用者の実情、福祉事業者の課題についてご説明がありました。
現在、作業所などの福祉施設で働く利用者の平均給与は約14000円。
利用者の方は、施設の利用料を支払い、差し引きすると赤字になりながらも、
施設を利用しているのが現状だそうです。


こうした課題に対してソーシャルエナジーは、
利用者の給料を10倍にするという想いをもって福祉施設で作られた
商品の販売代行、広報・PRの事業を創められました。


福祉施設の商品は、価格+味+量が、
他の商品と比べ、十分競争力がある商品を厳選して
販売を行っているようです。


商品の販路としては、
某企業の復興支援イベントの販売コーナー、
音楽ライブ、演劇の会場など
様々な場所で販売を行っているとのことでした。


また、商品のPR・広報を行う上では商品にまつわる
ストーリーが大切だというお話も頂きました。
山口県にある旭酒造では純米大吟醸の「獺祭」の酒粕が余って困っていたとのこと。
ただし安い値段でスーパー等で売るとブランドに傷がつく可能性があるので避けたい。
でも福祉施設で作る商品に使ってくれるなら商品のイメージアップにもつながる。


こうして獺祭の酒粕を福祉施設に無償提供して頂き、
獺祭の酒粕を混ぜてつくったクッキーやパウンドケーキを販売する運びになったようです。
このようなストーリーが商品のブランド力を高め、販売につながるとのお話に
参加者にみなさんんも非常に興味深そうに聴き入っていました。


後半は、ディレクターの私と対談形式で木村さんご自身の経歴、想いについて
お話しいただきました。


木村さんは、山崎製パンからワタミに転職後、
ひょんなことがきっかけで社長室で渡邉美樹さんの
運転手を1カ月経験されたようです。渡邉美樹に近くで働けたことで
一般の社員が言いづらいことでも、積極的に意見が言えたとのこと。
この時に企業に求められる社会的責任(CSR)の重要性を話すことができ、
当時最年少でブランド管理部長に就任されました。


その後、ワタミを転職してTSUTAYA T-Pointのカルチュアコンビニエンスクラブ
の広報リーダーを務めてらっしゃいます。
その当時に健康診断を行った際に肺に5mmのかげが見つかり、定期検診を受けながら
今後の人生について改めて考えられたようです。


木村さんは、「自分の葬式に自分の娘に人が集まってくれる人になりたい。」と考え、
ソーシャルエナジーの設立を決意されたようです。


ソーシャルエナジーの事業の一つソーシャルエナジーカフェの
事業についてもお話頂きました。
このソーシャルエナジーカフェでは様々なイベントを開催できるスペースでもあり、、
イベントを行ったり、イベント後の懇親会では福祉施設の食品を使った料理を出されています。
このカフェでは様々なイベントが開催されると共に社会貢献を行いたい方を
つなげる出会いの場でもあります。
参考URL:http://ameblo.jp/socienecafe/


また、ソーシャルエナジーカフェを創めるに当たり、立地、資金調達、
設備調達のノウハウについてもお話頂きました。

最後に、今後ソーシャルエナジーカフェが目指すことについて伺ったところ、
「ソーシャルエナジーとは社会のエネルギーを組み合わせて、
大きなエネルギーにしていきたい。それぞれがやりやすいやり方で社会貢献に参加でき
場を作り、ソーシャルエナジーに賛同してくれる仲間を増やしていきたい。」
との言葉を頂きました。


最後は、「もっと世の中がこうであればいいのに。。」と考える社会問題について
自由にグループでディスカッションしました。
・IT・インフラ(facebookや勉強会)を使って
 やりたいことをできる社会にする。
・失敗した人の救済ができるしくみづくりが必要。
・年配者から若者への採用の変化
といった様々な問題意識のあるご意見があがりました。


今回の勉強会を通して
本業の仕事をしっかりやること。
自分の課題や問題意識を仕事につなげることが社会貢献につながる。
木村さんの経験や想いが、ソーシャルエナジーのビジネスにつながることを感じて頂き、

社会貢献を行うヒントになったのでは、と思いました。